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UD標準化プロジェクト

目的

ユニバーサルデザインのプロセスは、できるだけ多様なユーザを開発初期から取り込み、ユーザの声を聞きながら、より使いやすい商品にしていくことがポイントです。このプロセスに会社全体として取り組み、ユーザニーズと解決案をデータとして蓄積し、同時にUDのノウハウを標準化することで全商品に展開していくことがこのプロジェクトの目的です。標準化が実現すれば、非常に効率的に様々な商品のユニバーサルデザインを実現することができると考えられます。

ユーザ評価についても、不可欠な要素ではありますが、全ての商品について大規模で詳細なヒアリングを実施することは難しいのも事実です。商品別に市場やユーザ層の特徴を考慮した上で、高齢者や障害者に限らず、一般顧客にとっても使い勝手のよい商品を開発するための、詳細なガイドラインを作成し、現場で利用すれば、どこを改善すれば良いかがわかり、UD進捗度合いも把握でき、競合他社と比較したりすることも可能です。

UD標準化プロジェクトでは、UD商品の開発がよりスムーズに効率良く実施されるとともに、将来的にはその成果を営業目的にも利用できるよう、ツールを整備することも計画しています。

プロセス

全社UD基礎教育実施

講義風景

高津・墨田の技術者を中心に60名参加。UDの考え方・世界の動向、他社の事例などのレクチャーと、高齢者疑似体験を行いました。詳細報告はこちらです。

ユニバーサルデザイン基礎講座

インスタントシニア体験風景

レクチャー1・レクチャー2を実施。若い中堅エンジニアを中心に、高津・墨田合計約60名の方に参加していただきました。アクセシビリティという言葉は聞いたことがないという人も多かったので、用語の解説や多様なユーザの特徴、UD商品開発事例などの紹介を行いました。

インスタントシニア体験

キーテレ関係・POS関係・WEB端末関係の3部門10名が参加。基本タスクについて、ゴーグルやスティックなどのツールを使い、対象商品6機種のバリアチェックを行う。これは、実際のユーザ評価の前に一通りタスクシミュレーションを行うことで、開発側であらかじめ仮説的に課題を発見したり、ヒアリングの進行や基本タスク操作の手順に不備があれば訂正したりすることが目的である

シミュレーションバリアチェック

高齢者のシミュレーション風景

レクチャー1・レクチャー2を実施。若い中堅エンジニアを中心に、高津・墨田合計約60名の方に参加していただきました。アクセシビリティという言葉は聞いたことがないという人も多かったので、用語の解説や多様なユーザの特徴、UD商品開発事例などの紹介を行いました。

軽度白内障ゴーグルや手袋、耳栓、上半身の重りなどを装着して高齢者の操作をシミュレーション。見にくさ、聞こえにくさの他、立ったままでのパネル操作では腕の疲労が激しいことが観察されました。


多様なユーザによる商品評価

壮年健常ビジネスマン・高齢者・中高年女性・ユーザとして想定できる様々な障害者など、延べ40名のユーザに、コアメンバーが操作性ヒアリングを行いました。
ヒアリングを行ったユーザの特性については、機種ごとに実際の可能性を検討して選定しました。

キーテレ・INASET

北米オフィスでの障害者雇用は日本と比較すると格段に進んでいます。連邦政府だけでも17万人の障害者が働いています。リハビリテーション法508条の条件も考慮し、若いビジネスマンの他、高齢者、全盲・弱視、聴覚障害者、上肢下肢複合障害者、スティック使用者などから多数の意見をヒアリングしました。

ポケットアイ・タッチアイ

主に現在使われている環境を重視し、業務用端末としてユーザを想定しました。20代社員の他、高齢者、中高年女性、色覚障害者、聴覚障害者、目を近づければ見える程度の弱視者、軽度の上肢障害者などによる評価を行いました。

POS本体

プロユースの端末も、誰もが最初は初心者。レジを操作することの多い中高年女性、若い社員の他、高齢者、壮年の男性、聴覚障害者など多様なユーザによる評価を行いました。

SS向けセルフPOS

車を運転する人が、手助け無しにセルフ端末を使えるためには・・?初心者でもスムーズに使えるかどうか、セルフ端末を使ったことがない中高年女性・高齢者・車椅子ドライバー・聴覚障害者・色覚障害者などによる評価を行いました。


商品別詳細ガイドライン作成

国内外のUD関連法律を参考にしながら、商品別のユニバーサルデザインガイドラインを作成しました。ユニバーサルデザインの進捗程度がベンチマークできるよう、商品の特徴別に詳細な内容のガイドラインになっています。今後も随時見直していく予定です。
商品別ユニバーサルデザインガイドラインのイメージ